社員研修 (物件見学会)

更新日:2025.04.09

2025年3月25日(火) 日本板硝子主催の物件見学会が開催され、当社営業部より入社3年目のKと1年目のIが参加いたしました。

見学会は、新宿住友ビル三角広場、虎の門ヒルズステンションタワー、住友不動産東京三田サウスタワー、銀座松竹スクエアの4つの施設を巡り、それぞれの建築物に採用されているガラスの特性や設計意図について学びました。

新宿住友ビル三角広場
屋外と屋内が一体化した開放的な空間が特徴。屋内側には落下衝撃と緩和を目的とした網入ガラス、屋外側には外観の美しさが重視された透明ガラスを使用。
また、LOW-Eシルバー54を使用し日射熱を遮断しつつ可視光を取り入れる工夫がされている。
更にカーテンウォールの一部に約60度傾いたデザインが採用され、室内空間を広々と感じさせる効果を生んでいる。

 

虎の門ヒルズステーションタワー
都市機能と交通インフラが一体化したグローバルビジネスセンター。
地下通路壁面に使用された高透過カラーガラスにより電灯の使用を最小限に抑えながらも明るさを確保し、地下空間における快適性を高めている。
凹凸加工されたガラス上を水が流れる、視覚的にも涼しさを感じられる工夫が施されたモニュメントや、ガラスそのものの美しさを最大限に引き出すデザインのモニュメント等、建築美術としても注目できた。
外部デッキから望める巨大なカーテンウォールは海外製で、一枚一枚が非常に大きなサイズとなっているが、大型化することでガラス板自体にゆがみが生じやすくなっている。

 

 

住友不動産東京三田サウスタワー
地上42階建てで全面がカーテンウォールで構成されている。
中が見える部分にLOW-E複層ガラス、外から中が見えない部分に高性能熱板硝子を採用することにより周囲の景色が鏡のように美しく反射し非常に印象的。
随所に特殊工法を使用し空間の広がりを演出するなどの工夫も見られる。

 

銀座松竹スクエア
外部から見るとまるでガラス面に映像が映し出されているように見え、内部からは何も見えないため、内部空間への影響を最小限に抑えた、ガラスサイネージ広告(電子広告)が最大の特徴。
非常に革新的で、大きな可能性を秘めた技術と感じられる。

 

参加者の感想

今回の見学会では、多様な硝子の活用事例やその特性について深く学ぶことができました。それだけでなく、先進的な技術やデザインにも触れることで硝子の可能性を実感し、自身の仕事に対するモチベーションも大いに高まりました。
このような貴重な機会を頂きありがとうございました。 (M.K.)

見学に行ったビルはことごとく有名な物件であった。何の気なしに見てしまえば見過ごしてしまうような事でも、説明を受ければどれだけ新しい技術や革新的な方法で施工しているかがよくわかった。
大板硝子を施工した時の苦労や斜径部分の施工方法などをメーカー担当者に聞き、今後の物件施工時の参考になると感じた。 (M.I.)

 

皆さまも、普段何気なく見ている建物も目線を変えて見ると違う景色が見えるかもしれませんね。

小金澤硝子ではこの様な研修等により硝子の知識を深め、最適な硝子を提案していきたいと思います。

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